discoelegy4


disco elegy 4 we escape end of world
以前からコツコツと進めている悲しげ+DISCOMIXシリーズの最新になります。そもそもは不知火/360°recordsの虹釜太郎が提唱していた"セピア化"という概念(悲しい体験、辛い思い出を宇宙や遠い所、未来での出来事としてアウトプットすることで自分の問題点は顧みず、全てに美しすぎる美化を施し、それはしょうがないことだ・・・と逃避していく作業)をもっともっとエンジョイしてく為の個人的シリーズでしたが、最近はより理由無き悲しさ、参照無き辛さ(たいして辛く無い)、宇宙的孤独の無邪気さにハマりつつ、音楽的な寄り道もするという感じです。泣ける2ちゃんねるに代表される泣けるカルチャーの醜悪さを突き詰めていくと、悲しそうな顔をしているから泣けるという極端な泣けるありきの構造にたどり着き、その時に泣ける感じの悲しさがあるコード感やメロディはバカという驚きの結論に至ったのが本作のはじまりでもありました。実際に本MIXシリーズに収録されているスペイシーなインストディスコや悲壮感のあるサイケ等を聴きながらソロで大量に酒を呑む大会を行った所、予想では宇宙的孤独さに絶望して号泣するかと思いきや、実際は悲しい展開が訪れるたんびにムフフッイヒヒッハハハハッと笑いが止まらなくなってしまってとても楽しかったということがあります。もともと"セピア化"という概念は表現するにあたっての現実逃避に対する批判を内包している部分があったように思うのですが、自分はdiscoelegyを通じ、めんどくさい事を宇宙の孤独のせいにして笑えるのは体の向きが前向きなんじゃないかと思い始めています。
悲しげで宇宙的な孤独にさいなやませれ、さらに不老不死だったら辛いという感じのMIXになりましたのでぜひぜひ聴いてみて下さい、収録セットリストは歌詞タグの中に埋めてあります!
discoelegy1〜3はこちらに置いてあります、もっと悲しげが欲しいなと思ったら是非!