ABCHO 1stシングル 『目をとじてギュッしよ』発売!

発売しました!

目をとじてギュッしよ(初回限定盤)(DVD付)

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目をとじてギュッしよ

目をとじてギュッしよ

ABCHOメモ

ABCHOというユニットは元モーニング娘。石川梨華さん吉澤ひとみさんの新ユニットで、同2名のHangry Angry-fとは違うイメージ/音楽性を打ち出すプロジェクトとして動き出しました。
ABCHOHP
プロデューサーの冨田恭通さんに呼び出され相談されたきっかけで、関わった部分について少しご説明致します。

自分は作詞とMVのproducer、concept&remix producedというクレジットで記載/参加しました。

concept&remix producedの部分
最初に相談された時に冨田さんに言われたのは「新しいイメージを打ち出すにあたり、サウンドアレンジ上、EDIT的な部分を強調したいと思うんだけどどうか」という事でなるほどそうかと納得。大きいくくりで考えればアイドル物と考えていいABCHOだけれども、現状アイドル戦国時代を戦っているグループ群と、本ユニットではキャリア、立ち位置が違う。そこで"アイドル物なのにエレクトロっぽい、クラブミュージックと遜色無いetc..."という所から一歩先を考えたいという事なのかなと自分なりに理解、そこでEDIT国内外最高峰のnonSectRadicalsを推薦という形になりました。
nonSectRadicals HP
"EDIT"というのはジャンルで無く手法ですが、まさにEDIT波形上のエッヂがABCHOに与えるエッヂ感という演出が成功したキャスティングになったと思います。

で、なんでconcept&remix producedなんてクレジットで自分が記載されているかというと、nonSectRadicalsコントロールの部分と+関連した作詞という所でもらったクレジットという訳です。
具体的に言うとnonSectRadicalsの2人はEDIT原理主義と言われるほどのEDIT求道者であり、「目をとじてギュッしよ」内のEDITアレンジでの刻切量をもっともっと多くしたいと考えていて、しかしABCHOはEDIT最優先のプロジェクトでは無いので何度かのEDIT攻防戦があり、今のEDIT量に落ち着いたという経緯があり、それを双方に調整、納得してもらう立場に自分がいたという感じです。調整したとはいえ、リミックスバージョンでないメインミックスにここまでEDIT技術が施された例はPOPS史上でもかなり珍しいと思うし快挙だと思います。そして、メインミックスでのEDITフラストレーションは数種類の別バージョンで大爆発しており、大惨事となっている事から、結果良かったなと思っています!

で、関連した歌詞というのはどういう事かと、いつもnonSectRadicals及びメンバーinuの日本編集音楽協会のEDIT物で、EDIT技術に関連した言葉ネタを収集、サンプリング、EDITというのをやっている所をはしょり、歌詞内にEDITに適したワードを埋め込むというをやりました。
このアイデアにはノンセクトラジカルズがマッシヴに応えてくれていて、「振り回されて」の部分ではパンが振られ、「タイムストップ」でテープストップが起きる等々、細やかなEDIT技術が披露されていますのでヘッドフォンでご確認下さい!

EDITについての本、nonSectRadicalsのインタビュー掲載、自分もニコ動やネットレーベルについて寄稿してます。

THE EDIT エディット・ミュージック・ディスク・ガイド (P‐Vine BOOKs)

THE EDIT エディット・ミュージック・ディスク・ガイド (P‐Vine BOOKs)

この本についての記事はこちら"編集音楽をまとめて紹介するTHE EDITが面白くて仕方ない!"

nonSectRadicalsのエグいEDITをもっともっと聴きたかったら以下!

nonSectRadicals

nonSectRadicals

re-nonSectRadicalsRed

re-nonSectRadicalsRed

re-nonSectRadicalsBlue

re-nonSectRadicalsBlue

inuのサウンドクラウド

MVのproducerの部分
こちらも音楽に合わせたEDIT感、編集感を基調としたものでとのオーダーがあり、ナンダコーレというSSTVのミニ番組を一緒にやっていた山崎連基を誘い一緒に挑みました。山崎連基は映像を作る上でのルールというのを憎んでいる部分があり、手順や決まりをカットしていく能力がものすごいので、その部分でのカット感を共有できればと誘った所、「メイキングの横から覗いているのはちょっとエロいと思うんです、カメラに目線が来ないので、盗み見てる感じがしませんか」とのっけから訳のわからないことを言い始め、最終的にジャケットフォトセッションに紛れ込むゲリラ的な撮影を敢行。フォトセッション中撮影&その後にダミーフラッシュで目線をそらしたリップを貰い撮影は終了。その後5台のカメラで撮った素材を徹夜でチェック、どの角度がかわいく撮れてるかにこだわりまくり一晩中「かわいい」「かわいいね」「かわいいわ」と廃人のようになって完成に至りました。出来上がったらレンキ君が言ってた通りに出来上がり感心。自分はかわいい顔チェック、納品進行と画面の配色チェックを少々って感じです。

これが一緒にやったナンダコーレ中もっともひどい見た目

ABCHOはかっこよく出来て良かった。


同じチームの仕事とは思えないな。無事終わって良かった。

山崎連基HP